
共働きの家庭では、子どもが小学校に入るまで両親のどちらかが保育園に子どもを送ってから出勤することが多い。ところが子どもが小学生になると、子どもだけで登校(集団登校や個別登校)することになる。すると保護者が子どもより早く出勤しなければならないケースも出てくる。「ちゃんと時間通りに家を出たかな?」「戸締りはしたかな?」など、子どもを家に残して出勤する保護者の心配は想像に難く無い。そしてひとりで自宅に残される子どもの不安やストレスも大きいだろう。こうした事情から、保護者がやむを得ず仕事を辞めたり転職を選択するケースもあるという。こうした「小1の壁」と言われる子育て世代の悩みに対し、横浜市が新たな支援サービスをモデル事業としてスタートさせた。
実施事業者は横浜市シルバー人材センター
事業の具体的な内容についてはリンク先を参照してもらいたいが、実際に子どもたちを見守るのは横浜市シルバー人材センターの会員とのこと。夏休みなどの長期休暇中も実施され、利用料は無料(保険料のみ)なので、共働きの家庭にとっては大きな助けになると思われる。
まずはモデル事業として2校からのスタートだが、今後ほかの学校や自治体にも広がれば、シルバー人材センター会員の活躍の場がまたひとつ増えることになりそうだ。
小学生の朝の居場所づくりモデル事業
https://www.city.yokohama.lg.jp/kosodate-kyoiku/hokago/asa2024.html