MUD(メディア・ユニバーサル・デザイン)とは、子どもから高齢者まで、色覚に障害があってもなくても、誰もが判別しやすいデザイン(または色づかい)を指します。MUDを学んでから、街の中のいろいろな物がMUDに配慮して作られていることに気付いて感動しています。

でも、ごくたまにMUD的に改善の余地があるものもあるようです。
今回は、そんな例を1つご紹介したいと思います。

サランラップの箱

色覚障害の当事者の方がTwitterでサランラップの箱の色について投稿されているのを見かけたので、試しにPhotoshopでシミュレーションしてみました。

●一般的な見え方・・・上の箱が緑、下の箱が赤に見えると思います。

●色覚障害(D型)の見え方・・・どちらもグレーがかった色に見える。

確かに似たような色に見えますね。

判別しやすいように別の色を使ったつもりが、色覚障害者の方には同じ色に見えてしまう。こういう例はまだ他にもあるかもしれませんね。

私もチラシやパッケージのデザインをする際は、MUDの視点でも確認することを忘れないように気をつけたいです。