内容編

こんにちは、デザイナーのANです。
トリガーコーポレーション勤続7年目、入社当初はデザインに関してのスキルは「無」からのスタートでした。日々勉強中の私ですが、今日から始まる「シルバー職員のためのデザイン講座」を通して、チラシや印刷物のデザインに役立つ情報を皆さんと共有していけたらと思います。どうぞよろしくお願いします。

デザインを作成する前に

デザインで重要なのは「読み手に内容が伝わり、行動を起こしてもらえるか」です。おしゃれでかっこいいデザインに仕上がっても、内容が伝わらず行動を起こしてもらえないのでは意味がありません。

伝えたいことがきちんと伝わるよう、はじめにしっかりと目的の整理をしておきましょう。常にこのデザインは何の役目を果たすのかを意識しながら作成していきます。

6W1Hで企画の確認作業

まずは、文章の基本6W1Hを使って企画の確認作業をしていきます。この7要素を明確にすると、掲載したい情報が見えてきます。デザインの基礎となる部分なので、しっかりと把握しておきましょう。

①Who(誰に)→誰に伝えたい情報?

②What(何を)→何を伝える?

③Why(なぜ)→なぜそれを伝える?

④Want(どうしてほしい)→読み手にどう行動してほしい?

⑤Where(どこで)→読み手が情報を受け取る場所は?

⑥When(いつ)→読み手に伝える期間は?

❶How(伝える方法)→どのような媒体を使って伝える?

もし空欄ができてしまうようなら、企画の意図を完全に把握していない可能性があります。もう一度担当者や上司に確認を取り、アドバイスをもらいながら埋めていきましょう。

必要な情報の可視化

それでは例として、架空の花火大会を当てはめていきます。

企画内容を書き出すことにより、頭の中でぼんやりとしたイメージだった必要な情報が見えてきました。

この企画では『花火大会の開催を伝え、多くに人に参加してもらい、市の活性化を図りたい』という目的が見えてきます。そして、そのためには『どんな人たちへ、いつ・どのような宣伝すれば良いか』もわかってきました。

お疲れ様です。これでデザインの基礎が完成しました!

次はこの7要素を更に詳しく分析し、篩に掛けていきましょう。次回は「情報の整理整頓」をご紹介します。