前回のテーマ、目的の整理はいかがでしたでしょうか?
今回はデザインの基礎をさらに磨いていく作業です。なるべく簡潔にわかりやすく伝えていきたいと思います。「早くデザインに入りたいー!」という気持ちをグッと堪えて、あと少しお付き合いください。
1.あらゆる可能性を考える
デザインを作成していく上で後から追加情報がたくさん出てくると、最初に思い描いていたレイアウトが崩れて大切な情報が埋もれてしまいます。企画の段階では、あらゆる可能性を想定しておくことをお勧めします。
2.情報から予想・連想する
前回作成した7要素(6W1H)の6Wの部分に注目して、項目ごとにどのような情報が必要になってくるのか書き出してみましょう。
硬く考えず、予想されることや決定事項、その他の情報を連想ゲームのような自由な発想でメモしていきます。
一人で煮詰まったときには、第三者に質問してみるのもいいですね。自分では考えつかない良いヒントをもらえるかもしれません。
①Who:市民だけではなく観光客や多くの人々
子ども、高齢者、外国人、観光客などを想定
- 親子連れや車椅子でも利用できるトイレの有無
- チラシやポスターは外国語表記が必要か
- 土地勘のない人にもわかりやすい地図は掲載するのか
②What:花火大会の開催
- 日時・会場・問い合わせ先
- 雨天の場合はどうなるのか
- ペットは連れて行けるのか
③Why:市の活性化、まちおこしや観光誘致に繋げたい
- 紙面にゆるキャラを使用して市のPRをしたい
- イベント・地域のお店の出店を紹介
- 市長からのメッセージ
④What:多くの人に来場してほしい
- 渋滞発生を避けるため、なるべく公共交通機関を利用して欲しい
- 事故防止のため、危険エリアを伝える
- 迷子が出たときの対処法
- 終電の案内
⑤Where:公共施設に掲示、各家庭に折込チラシ
- 誰が見ても〇〇市の花火大会とわかるようにしたい
- ワクワクさせたい
⑥When:ポスター・SNS(開催日○ヶ月前〜開催日まで)/折込チラシ(開催日○日前)
- 短期間の掲載なのでインパクトのあるものにして印象を残したい
- 開催までの準備の様子も伝えたい
3.まとめ
各項目、たくさんの情報が見えてきました。さて、この情報はどこで・どのような形で伝えるのがベストなのでしょうか。
- ポスターやチラシの紙面にはすべて掲載する?
- 前もって伝えた方が良い?当日伝えた方がわかりやすい?
- すべてを言葉で伝えられる?
次回「情報の整理整頓 (その2)」では、そんな疑問を解決!今回ピックアップした情報をそれぞれ必要な場所に振り分けていく作業を行っていきたいと思います。お楽しみに♪