イベントの様子を広報紙やホームページで紹介するとき、写真を使用することが多いかと思います。その写真の出来栄えによって、紹介する記事の反響が変わってくることも。写真撮影は重要な役割ですが、まずはどんなことに気をつけたら良いのでしょうか。今回はちょっとしたポイントをご紹介します。

撮影の前に

主催者から撮影許可を取る

小さなイベントでも、事前に主催者に必ず許可を取っておきましょう。また大人数でのイベント時は撮影NGの方がいる場合も考え、事前に主催者へ「撮影を拒否される方は申し出てください」とイベント中にアナウンスを流してもらえるよう提案しておくとスムーズです。

イベントの流れを把握しておく

イベント前日までに進行表をしっかりチェック! どのような場面でどのような写真(アップ or 全体?等)を撮影するのか確認しておくと、当日バタバタすることがありません。

複数で撮影する場合は担当を決め、同じような場面の写真ばかりにならないよう話し合っておくことをお勧めします。

事前に撮影場所を確認

可能なら事前に会場を訪れ、会場の動線をイメージしたり、明るさ等も確認しておきましょう。集合写真や個人撮影を予定している場合は、この時点で撮影場所を決めておくと良いかと思います。

撮影当日

同じカットを多めに撮影

枚数を多めに撮っておけば、後から良い写真を選ぶことが可能です。もうこのシーンは撮ったからとすぐに終わらせず、気持ち多めに様々な角度から撮影しておきましょう。

少し引いた写真やアップの写真、どちらも多めにあるとレイアウトを考えるとき役立つかと思います。

積極的にみんなを笑顔に

集合写真や個人の写真のように人物を撮影するとき、こちらから積極的に声掛けをして明るいムードを作り、みんなの笑顔を引き出すのもカメラマンの腕の見せ所です。

特に個人での撮影は表情が固まりがちです。その人らしいアイテムや場所を選び、より良い印象を与える写真を撮影できるよう工夫してみましょう。また、撮影される方の身だしなみも素敵に見えるよう意識してあげましょう。

構図で演出

対談している2人を撮影するとき、1人のモデルの頭越しに対談相手が見えるような構図にすると、なんだかカッコよく仕上がります。プロのカメラマンではなくても、構図次第で撮影の腕が上がったかのような仕上がりに。雑誌等で気になった構図を真似してチャレンジしてみるのも楽しそうですね。

意外と重宝される? メイン以外の写真

メインの人物や全体の写真の他に、会場にあるお花や看板等のモチーフ写真も何枚か撮っておきましょう。実はこれが意外と重要。人物の写真ばかりだと、紙面が詰まったイメージで息苦しい印象になってしまうことも。

空気感を大切に、1カット1モチーフで撮影しておくのをおすすめします。