
以前、ホームページの階層を整理し、構造をシンプルに保つことの重要性をお伝えしました。情報を正しい箱に分けて整理することは、使いやすいサイトの「土台」となります。
今回はその土台を活かし、読み手がさらにスムーズに目的の情報へたどり着くためのポイントを解説します。それは、クリックする際の「迷い」をなくすことです。
1. 「次」が予測できる言葉を選ぶ
情報を整理して階層を浅くしても、ボタンやリンクの言葉が不明瞭だと、読み手はクリックをためらってしまいます。
例えば「詳細はこちら」という言葉だけでは、先に何があるか分かりません。「入会説明会の日程を見る」「お仕事の依頼方法を確認する」のように、次に表示される内容を具体的かつ動詞で示すことが重要です。
次が予測できないボタン
次が予測しやすいボタン

「ここを押せば知りたいことがある」という確信を持って進めることが、読み手の心理的な負担を最も軽減します。
2. 「ボタンの言葉」と「移動先のページ名」の印象を合わせる
入り口(ボタン)の言葉と、移動した先のタイトルが異なっていると、読み手は「違うページに来てしまった」と不安を感じます。
- キーワードを繋げる: 例えば、ボタンに「お仕事例」と書いたなら、移動後のページ見出しにも「お仕事例」という言葉を必ず含めるようにします。
- 難しい言葉には「添え書き」を: もしページの正式な名前が「独自事業一覧」のような少し堅い表現であっても、見出しの横に「(お仕事例)」と一言添えてあれば、読み手は「ここで合っているんだ」と確信して読み進めることができます。

大切なのは、ページを開いた瞬間に「探していた情報はここにある」と直感的に伝わることです。
3. 一度に見せる選択肢を絞る
情報を整理した結果、1ページに多くのリンクが並んでしまうことがあります。しかし選択肢が多すぎると、読み手はどれを選べばよいか判断できません。
優先順位がなく、情報が埋もれている構成

このように同じ強さで並んでいると、読み手はどれを優先すべきか判断に時間がかかります。本当に必要な情報が埋もれてしまう原因です。
重要度に強弱をつけ、視線をスムーズに導く構成

重要度に合わせて配置や大きさを変えることで、読み手の視線は自然と『次にすべきこと』へ誘導されます。これが迷わせないためのエスコートです。
まとめ
ホームページの使いやすさは、整理された構造という「骨組み」と、読み手への配慮という「言葉」の両方で決まります。
階層をシンプルに整えたら、次はぜひ「この言葉で、初めての方は迷わないだろうか?」という視点で点検してみてください。その一工夫が、利用者にとっての「親切で信頼できる窓口」としてのホームページを作り上げます。

まずは、トップページにあるボタンを確認してみましょう。 「その言葉だけで、次に何が表示されるか100%想像できるか」 もし曖昧な言葉があれば、具体的な言葉に書き換えるだけで、サイトの利便性は今日から向上します。















