前回の記事「ポスターとチラシ、デザインの違い」では、デザインの情報量の違いを説明しました。今回は、ポスターとチラシをセットで利用する場合、ビジュアルの統一感を持たせるメリットについて解説していきます。
ビジュアルの統一感を出すメリット
チラシとポスターの統一感を出すためには、同じデザイン要素を繰り返し使用することが重要です。しかし、情報量のバランスや媒体の特性を考慮すると、全く同じデザインを使用することが難しい場合もあります。
そのような時は、ビジュアルの雰囲気を統一することで、一定の統一感を出すことができます。例えば、同じ色調やモチーフを基調としたデザインにしたり、同じテイストの写真やイラストを使用したりすることで、ビジュアルの雰囲気を統一することができます。
ビジュアルの雰囲気を統一することで、以下のメリットがあります。
全体のまとまり感が増す
異なるデザイン要素を組み合わせると、全体的にまとまりのない印象を与えてしまうことがあります。ビジュアルの雰囲気を統一することで、全体のまとまり感が増し、より洗練された印象を与えることができます。
ブランドイメージの向上につながる
ビジュアルの雰囲気を統一することで、ブランドイメージの向上につながる可能性があります。例えば、同じ色調やモチーフを基調としたデザインにすることで、ブランドを象徴するイメージを視覚的に表現することができます。
ポスターとチラシの統一感を出すためのポイント
チラシとポスターの統一感を出すためには、以下のポイントを押さえましょう。
同じデザイン要素を繰り返し使用する
同じ色やフォント、デザインパターンなどを繰り返し使用することで、統一感を出すことができます。
情報量のバランスを調整する
チラシは詳細な情報を、ポスターはインパクトのあるビジュアルやキャッチコピーを訴求するように、情報量のバランスを調整しましょう。
媒体の特性を考慮する
チラシは手に取ってもらうことを前提に、ポスターは遠くからでも目に留まるように、媒体の特性を考慮してデザインしましょう。
まとめ
チラシとポスターは、それぞれに異なる役割や目的がありますが、ビジュアルの雰囲気を統一することで、一定の統一感を出すことができます。ビジュアルの雰囲気を統一することで、全体のまとまり感が増し、以下のような効果が期待できます。
- ポスターとチラシを並べて置いたときに、自然とまとまりのある印象を与える
- 見た人が、同じブランドやイベントであることを認識しやすくなる
このように、チラシとポスターの統一感は、広告や宣伝の際にさまざまなメリットをもたらします。チラシとポスターを制作する際には、ぜひ統一感を意識してみてください。