ホームページを作成していると、どうしても「ご存じ」という前提で情報発信しがちです。このご存じとは「知っているだろう」と推測しつつ、細く説明等を省いてしまうこと。しかし初めてホームページを訪れるユーザーにとって、必要な情報が不足していると内容を理解しづらく、目的の情報に辿り着くのも困難になります。
誰にでも伝わるような表現
業界用語や専門用語は関係者にとって当たり前でも、初めて目にする人にとっては理解が難しい場合があります。そのため、補足説明を添えるなど「ご存じ」ではなく、「みんな知らない」を前提に記載することが大切です。また、略語の使用にも注意が必要です。
例えばこんな風に変換すると、初めて目にする人にも伝わりやすくなります。
- 事務局まで→シルバー人材センターの受付窓口まで
- 入会説明ビデオ→入会説明会で視聴するシルバー人材センターの紹介動画
- 就業→仕事に就く、仕事をする
- 配分金→収入
迷子にならない工夫
何度もホームページをチェックしていると、どこに何があるのか把握してしまうので、やはり「ご存じ」になりがちです。しかし、初めてホームページを訪れたユーザーは、もちろんどこにどのような情報が配置されているのか知りません。
必要な情報を見つけるまでに時間がかかり、ストレスを感じてしまうこともあります。誰もが必要な情報にスムーズに辿り着けるよう、以下の点に注意してホームページを構成しましょう。
- カテゴリー分けは、関係者にとってわかりやすい分類ではなくユーザーにとって必要を情報を見つけやすい分類にする。
- 複雑な階層はユーザーを迷わせてしまうため、できるだけシンプルな階層で構成する。
- 重要なメニューは目立つように配置し、ユーザーがすぐに気付けるようにする。
例えば、入会までのステップを把握していない新規入会希望者は、どのような順番で手続きを行なえばゴール(入会)に辿り着けるのかわかりません。下のようなフローを作成するのもおすすめです。
例:WEB入会手続きのフロー
WEB入会手続き
右側の∨マークをクリックすると開きます
WEB入会手続きでは、入会説明会会場でご覧いただく「シルバー人材センターの紹介動画(〇〇分)」を、事前にご自宅で視聴していただくことが可能です。動画を視聴後、必要な書類は自宅にお届けするので、入会手続きのみシルバー人材センター事務局へお越しください。
入会動画を視聴(WEBで完了)
まずは、下記のボタンをクリックして「入会動画」をご視聴ください。動画視聴後に確認事項等が表示されます。問題がないようでしたらチェックを入れ、入会登録フォームに進みます。
入会登録フォームに情報を入力/送信(WEBで完了)
必要事項をご入力の上、送信してください。後日、必要書類をご自宅へ郵送します。ご自宅でご記入後、入会手続きの際に〇〇市シルバー人材センター事務局までお持ちください。
事務所にて入会手続き(ご来館で完了)
〇〇市シルバー人材センター事務所までお越しください。手続きは、〇〇分程度を予定しています。
持ち物
- 〇〇〇〇
- 〇〇〇〇
- 〇〇〇〇
登録完了
手続き終了後、理事会にて入会審議を行います。理事会承認の連絡があり次第、事務局より入会手続きのご案内をいたします。承認された場合は年会費(〇〇円)を納めていただき登録完了となります。
ホームページの更新は担当者のみが行うのではなく、時々第三者にチェックしてもらうと気付けない問題点などが見えてきます。新規の会員さんなどから意見をもらうのも良さそうですね。