パソコンの画面上ではバランス良く仕上がっていたのに、印刷してみると違和感が……。デザインを制作するときはパソコンの画面上だけではなく、いろんな方向から確認してみましょう。違和感の正体が見えてくるかもしれません。

①印刷してみる

必要な情報の配置が終わった段階で、文字の大きさや色合いなど全体的なバランスを確認するための試し刷りをしてみましょう。デザインの途中で試し刷りを行うことにより、画面上では気づけなかった問題点が見えてきます。

小さなサイズの制作物は想像より文字が小さかったり、その逆も。伝えたい情報が読み手にきちんと届くよう配慮されているか、しっかり見直してみましょう。

実際のサイズで試し刷りすることが難しい大きなサイズの制作物は、縮小してバランスを確認していきます。

②ちょっと離れて確認

試し刷りをした制作物は手元で見るだけではなく、少し離れた距離からも確認してみしょう。

机に置き距離を取ったり、壁に貼って見るのも良いかと思います。離れた場所から見ることにより、手元ではわからなかった全体的なバランスの不自然さに気づく場合があります。

特にポスターは手元ではなく距離を置いて目にすることが多いので、この作業を行うことが大切です。

③使用する場所に置いてみる

出来上がった制作物の用途を考え、その場所に置いたときの様子も確認してみましょう。

ラックにディスプレイされるチラシやパンフレットは「ラックから見える部分に必要な情報が入っているか」、ポスターは「壁の色と背景色が同化してしまっていないか」など。

実際に使用する場所に置いてみることにより、目的に相応しいデザインに近づけていくことができます。

まとめ

パソコンの画面に向かって一人で作業を続けていると、どうしても視野が狭くなってしまいます。印刷後に「こうしておけば良かった」とならないよう、上記のような方法で確認しておきましょう。

また、第三者に見てもらい“初めて見た人にも情報がきちんと伝わるか”を確認しながら仕上げていくと、自分では気づけなかった問題点が視えてくるかもしれません。

仕上がった制作物を最初から作り直すことは、とても大変です。ぜひ制作途中にパソコンの画面を離れて確認してみてください。