関係構築ピラミッド(3)

こんにちは。トリガーコーポレーションの高橋です。
今回は、関係構築ピラミッドの最終回です。前回描いた関係構築ピラミッドの2つ目を使って、入会後の会員さんへの広報活動について考えていきたいと思います。

初めて読んでくださっている方は、以前の記事(広報活動はコミュニケーション)から読んでください。

入会後の関係構築ピラミッド

職員Aさん

入会後のピラミッドって、前回の時に描いた右側のピラミッドだよね。

トリガー

はい。ピラミッドの頂点である「好き」の状態を仮に「運営に関わる」と仮定して作りましたね。(実際はセンターごとに自分たちでゴールを設定してください)

職員Aさん

ピラミッドに広報活動を記入してみたけど、どの広報物も会員全員に配布しているし、これといって違いはないんだよね。ボランティアやセンターの運営に興味を持ってくれるかどうかは、広報活動というより会員さん次第だと思うけどなぁ‥‥

トリガー

そんな時は、具体的に次のステップへ移行した会員さんに、どんなきっかけがあったのか考えてみるといいですよ。

職員Aさん

それなら思いつきそう!

職員Aさん

たくさん思いついたよ。

トリガー

ここで挙げたきっかけとなる体験や情報を、広報活動の中でどう伝えられるかを考えてみてはどうですか?

職員Aさん

なるほど!そうやって考えると、広報活動のアイデアが見つかりそう!

トリガー

「センターの活動にもっと協力したい」という思いは強制できるものではないですが、広報活動の中でステップアップのきっかけを提供できるといいですよね。

会員への広報活動が上手くいく3つのポイント

最後に、会員さんに向けた広報活動をデザインしていくうえで、ぜひ参考にしていただきたいポイントを3つご紹介します。これはNPOなどの非営利団体の広報活動でも使われている実利感・仲間感・共感というものです。
シルバー人材センターの会員で例えるなら以下のようになります。

広報活動が上手くいく3つのポイント

実利感:働いて収入を得たり有益な情報が得られるなどのメリットを感じること。
仲間感:シルバー人材センターを自分の居場所として感じられること。
共 感:シルバー人材センターの理念や社会的役割に賛同して活動に協力したいと思うこと。

職員Aさん

具体的にはどんなことを工夫すればいいのかな?

トリガー

そうですね、実利感であれば就業して収入を得るのが基本なので、それを改めて実感する機会を設けるというのはどうでしょう。具体的には、広報紙の中で最近配分金で買ったものを紹介するコーナーを作ったり、センターに入って良かったことを書いてもらったり。

職員Aさん

なるほど。アウトプットすることで、自分の中で実感できることってあるもんね。仲間感だとどんな感じ?

トリガー

仲間感では、広報紙で新入会員さんを紹介したり、名札や会員証、シルバーのロゴが入ったお揃いのものを身につけるなど所属している感覚を持ってもらうことが意外と大事です。あとは会員さんが集まって話をする機会を作ること。共通する事柄がある人とは打ち解けやすいので「〇〇県(他県)出身者の集い」とか「入会して2年以内の会員の集い」などはいかがでしょう。ちょっと変わったところではニックネームで呼び合うというのも効果がありますよ。

職員Aさん

自分たちでも何か考えられそうな気がしてきたよ。共感してもらうためにできることはある?

トリガー

まずは理念や社会的意義について伝える機会を増やすことですね。残念ながら運営側が思っているより理念は浸透していないことが多いですから。人は自分が手をかけた分だけ「自分の団体」という意識を持つようになると言われているので、センターの事業やイベントでのお手伝いをお願いするなど、職員さんや委員会メンバーと一緒に裏方の仕事を体験してもらうのはいかがでしょう。

職員Aさん

多くの会員さんにセンターの活動や運営に関わってもらうことは、自主・自立、共働・共助の理念にも通じるね。

トリガー

広報活動をデザインする際は、この3つを感じてもらえるような工夫をぜひ取り入れてください。

関係構築ピラミッドのお話しは以上です。デザインの話題からは少し離れてしまいましたが、いかがでしたでしょうか。
このフレームワークを使うことで、広報活動の改善点が見つかったり新しい広報活動のアイデアが思いついたりしていただけたら嬉しいです。次回からは再びデザインの話題に戻り「第三者によるチェック」をお伝えします。お楽しみに!

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