5年後10年後の広報活動

こんにちは。トリガーコーポレーションの高橋です。
今回はデザインの手法的な内容から少し離れて、5年後10年後のシルバー人材センターの広報活動がどのように変化していくのかを想像してみようと思います。

急速に高まる高齢者のインターネット利用率

シルバー人材センターの職員の方であれば、会員さんのインターネット利用率が年々増えてきているというのは肌感覚として実感されていると思いますが、
総務省の調査によれば、2017年時点の60代のインターネット利用率は73.9%。2008年の51.5%から22.4ポイントも増加しています。70代では2008年時点で22.7%だった利用率が2017年には46.7%に増えています。

職員Aさん

たしかに最近はスマホを持っている会員さんが増えてる気がするな。

個人のインターネット利用者の割合の推移(総務省HP 平成30年版情報通信白書より)

数年後には60代のほとんどがインターネットを利用

上のグラフで50代の部分を注目してみてください。2017年時点で50代のインターネット利用率は92.4%。ほぼ全ての人がインターネットを利用していることが分かります。

このブログを書いているのは2021年です。調査から既に4年が経過しています。つまり、あと6年でこの調査の時点で50代だった人がみな60代になるのです。新たにインターネット利用を開始する人がいなかったと仮定しても、6年後には60代のインターネット利用率は92%以上!テレワークの普及や携帯電話の買い替えなどで最近インターネットの利用を始めた人もいるはずなので、6年後には60代のほぼ全員がインターネットを利用している状態になると予想できます。同様に70代のインターネット利用率も70%以上になる予想です。

今から情報収集と準備を

今から数年の間に、会員のインターネット利用率は現在と比べて格段に上昇します。それに伴い、広報活動や会員との連絡手段もインターネットを介したものに変化していくことが予想されます。

電話で個別に連絡していたことは、メールや他の手段で連絡するようになるでしょう。資料の郵送はPDFをダウンロードしてもらうスタイルに変わるでしょう。情報発信も一部は紙媒体からインターネット媒体に変化していくはずです。

ここで気をつけてもらいたいのは、これらの変化は、いつの間にか起こる変化ではなく、自分たちで起こす変化だということ。

今から少しずつでも情報収集と準備を始めましょう。

職員Aさん

あと数年で会員のほとんどがインターネットを使う時代になるんだね。
ただでさえ忙しいのに、準備なんてできるかな...

トリガー

まずは会員のメールアドレスを収集したり、情報を集めたり、できるところから手をつけていきましょう。
上手に移行できたら電話をかけることが減り、印刷や封入の手間も減って、忙しさは今より軽減されるかもしれませんよ。

職員Aさん

そうだね!会員さんへの連絡や広報活動がパソコン上でできるようになれば、今より楽になりそう。
テレワークだってできるね。

トリガー

理事会のメーリングリストやLINEグループを作るのもオススメです。まずは理事の方に便利さを実感してもらうことで、協力していただける可能性が高まります。ちょっと話が逸れますが、トリガーコーポレーションでは広報をブログ形式で配信する「WEB広報」や、メールの一斉配信サービス「トリメル」を提供しています。興味のある方は、お問い合わせくださいね。

職員Aさん

え!宣伝!?