こんにちは。トリガーコーポレーションの高橋です。
皆さんは仕事で文書を作成するとき、A4サイズで作るという方が多いのではないでしょうか。オフィスでよく使うバインダーやファイルのサイズはA4が多いですし、保存性を考えると同じサイズに統一した方が何かと都合が良いので、これは理にかなっています。

ただ、チラシやパンフレットを作成するときは、用紙のサイズについて少し考えてみてください。

A4サイズが最適とは限らない

新聞折込の場合

チラシやパンフレットなどを作成する場合、A4サイズが常に最適とは限りません。例えば、新聞の折込チラシの場合はB4サイズが一般的です。これは新聞のページがB3サイズで作られていることに関係しています。折込チラシは新聞が半分に折られた所に挟み込まれるので、B3の半分のB4がチラシの基本サイズになっているのです。また折込の料金は紙のサイズによって異なりますが、A4サイズとB4サイズは同一料金になるため、同じ料金なら紙面の大きいB4サイズを選ぶ人が多いということもあります。ただ、A4サイズでもB5サイズでも新聞折込ができないというわけではありません。

ポスティングや手渡しの場合

チラシを全個配布したり、イベントで手渡しする場合には、A4サイズだと大き過ぎるかもしれません。小さめのポストだと、チラシがポストからはみ出してしまい雨に濡れてしまうこともありますし、手渡しの場合ではショルダーバッグに入り切らずに捨てられてしまう可能性もあります。こういったことを避けるためには、用紙のサイズを小さくすることをお勧めします。伝えたい情報が多い場合は、2つ折りや3つ折りにするなどして仕上がりサイズを小さくします。ポスティングの場合、用紙が薄すぎると単体ではポストに入れづらいので、厚みのある用紙の方が扱いやすいです。

個性的なデザインで目立ちたい場合

イベントや展示会など多くの出展者が会社案内やパンフレットを配布する会場では、できるだけ印象に残るデザインの工夫が重要です。そういった時、用紙のサイズを変えるのは簡単で分かりやすい差別化の方法の一つです。これまで私が実際に手にしたことがあるものでは、丸い名刺、A4より少しだけ縦に長いパンフレット(本棚に並べたときに他のより飛び出して目立つ)、持ち手のように穴が空いたパンフレット(持ち帰りやすかった)などがあります。型抜き加工などは追加費用がかかりますが、縦横のサイズを変更するだけなら追加料金なしでできる場合があるので、興味がある方は印刷会社などに相談してみてください。

まとめ

  • 保存する書類などはA4サイズで作成する
  • 新聞折込チラシはB4サイズが標準サイズ(2つ折りならB3サイズ)
  • ポスティングや手渡しチラシは小さめに作る(情報が多い時は折り加工)
  • インパクトが欲しい時は変形サイズもおすすめ
トリガー

読む人の手に渡るシーンを想像して、適した用紙サイズで作成しましょう