ワンパターンはダメですか?
職員Aさん

今度の広報紙、どんなデザインにしたらいいかな?

トリガー

前回のデザインはどんな感じでしたか?

職員Aさん

前回のデザインはこれだよ。なかなか評判が良かったんだ。
センスを褒められたから、もっと色々なデザインに挑戦してみようと思ってるよ。

トリガー

評判が良かったなら、前回と同じようなデザインでいいんじゃないですか?

職員Aさん

な、なに言ってるの!?そんな訳にはいかないよー。
ワンパターンだと飽きちゃうし、デザインは毎回変えなくちゃ。

トリガー

いろいろなデザインにチャレンジする意欲は素晴らしいですが、
デザインをワンパターンにすることにはメリットもあるんですよ。

メリットその1:統一感が生まれる

ワンパターンなデザインと聞くと、悪いイメージを持たれるかもしれません。しかし毎回デザインを大幅に変更すると、媒体としての統一感がなくなり、イメージが定着しない原因になります。特に定期的に発行する媒体であれば、統一感はとても大切です。タイトルまわりはデザインを固定するようにしましょう。いつも同じデザインでは嫌だという場合でも、全体の中で変更してもいい部分をあらかじめ決めておき、統一感を損なわない程度にアレンジすると良いでしょう。前号を読んだ人が「ああ、この前のアレか」とひと目で分かるくらいのアレンジが適切です。

毎回デザインを変えた場合

職員Aさん

季節ごとにデザインをガラッと変えてみたんだけど、たしかに統一感はないよね。

トリガー

それぞれデザインとしては悪くないのですが、媒体としてのイメージは掴みにくいですね。

デザインをワンパターンにした場合

職員Aさん

タイトル部分を固定して、イラストだけ変えてみたよ。
たしかに統一感があっていい感じ!

トリガー

ワンパターンのデザインによって媒体のイメージが統一されましたね。

メリットその2:時間が短縮できる

一からデザインを起こす場合、構図を考えるところから始めて素材を揃えたり文字のサイズや位置、色を検討したりと時間がかかります。ワンパターンのデザインであれば、ひとつ目のデザインさえ念入りに作り込んでおけば、2回目以降は少し手を加えるだけでなので圧倒的に時間が節約できます。担当者が変わった場合でも、ワンパターンのデザインであれば簡単に次の担当者に引き継ぐことができ、統一感も維持できます。

メリットその3:お金が節約できる

デザインを外注する場合、新たなデザインを発注すればその都度デザイン料がかかります。しかしデザインをワンパターンにして文字や素材を差し替えるだけであれば、 2回目以降は新規のデザイン料金よりは低いコストで依頼することができます。

職員Aさん

ワンパターンなデザインにもメリットはあるんだね。
でも何年もずっと同じデザインで大丈夫かな?

トリガー

あまりに長期間にわたってワンパターンだと、時代遅れなデザインになってしまうこともあるので、
2〜5年ごとくらいにデザインのリニューアルを検討すると良いと思いますよ。

まとめ

  • デザインをワンパターンにすることで統一感が出せる
  • ワンパターンなデザインを使うと時間やコストを削減できる
  • デザインのリニューアルは2年〜5年が目安