文字の読みやすさはとは大きくて太いだけでしょうか。それは時と場合によります。今回は読みづらくなってしまった文章の例を上げながら、読みづらくなってしまった文章について解説していきます。

フォントの種類が文章の長さと合っていない

長文で太めのフォント(ポップ体や江戸文字など)を使用すると、文字同士がくっつき読みづらい仕上がりになりがちです。長文はシンプルなゴシック体や明朝体など、すっきりとしたフォントを使用しましょう。

長文に個性的なフォントを使用したいときは、なるべく細めのすっきりとしたものを選ぶと読みづらさが軽減します。

紙面と文字のサイズが合っていない

小さな紙面ではフォント数(文字のサイズ)だけを意識せず、全体のバランスを見て調整していきましょう。一番小さな文字のフォントサイズを最初に決め、情報の重要度を考慮しながら文字にジャンプ率をつけていけば、読めないほど小さな文字に仕上がることはないのでおすすめです。

行間・文字間が詰まりすぎている

行間や文字間が極端に狭い文章は、息苦しく読みづらさを感じます。紙面のスペースが狭いからといって行間や文字間をぎゅうぎゅう詰めにせず、重複している情報を統一して文章自体を短くできないか、記号やイラストを用いて情報量を減らせる箇所は無いか探してみましょう。

全体のバランスを見ながら仕上げていこう

デザインでは「文字が大きい=読みやすい」ではなく、全体のバランスが取れていることが大切です。長文は特に、行間・文字間・すっきりと見える書体の3つを意識してみましょう。罫線を用いるのも良い方法かと思います。

また、紙面と情報の間に余白をしっかりとることもポイントです。様々な工夫をしながら、誰もが見やすいデザインを探していきましょう。