ちょっとした補足やデザインのアクセントに「ふきだし」を使うことがあると思います。あまり重要に見えない小さなパーツですが「ふきだし」のデザインによって、全体が野暮ったくなったり逆に魅力的になったりします。今回は、デザインの参考にしていただける、ふきだしのデザインアレンジをご紹介します。

標準の楕円はふきだしに向かない

職員Aさん

イラストにふきだしを追加してみたんだけど、なんかダサいというかデザインに馴染んでない気がするんだよね...

トリガー

おそらくパソコンの楕円ツールを使ったんですね。実は標準の楕円はふきだしには不向きなんですよ。

職員Aさん

え!?今までずっと使ってたよ。どこが不向きなの?

トリガー

楕円は、横に長くすると先端が細くなって文字が入りづらくなってしまうんです。
あと枠線が黒くて太いので文字やイラストより目立っているのも気になりますね。

基本的なカタチのふきだし

トリガー

基本的なカタチのふきだしを、いくつかご紹介しますね。
下のふきだしは全て幅と高さが同じものです。楕円だと文字が入るスペースが少ないのが分かりますか?
ふきだしを使うときは、文字が入るスペースが確保できるように、先端に丸みがあったり四角形に近い図形を使うといいですよ。

職員Aさん

見比べてみると、たしかに楕円だと文字が窮屈な感じがするね

ふきだしデザインのアレンジ

トリガー

全体のデザインと調和するように、色や形をアレンジするのも大事です。

枠線をつけたり影をつけるなど、アレンジの方法はいろいろあります。

職員Aさん

小さいパーツだけど、アレンジの方法はいろいろあるんだね。

イラストに合わせてふきだしを修正してみたよ。

トリガー

枠線とイラストが馴染んでいい感じになりましたね。ふきだしの中のスペースも余裕があって読みやすいです。

そのほかのアレンジ

ふきだしは小さなパーツですが、全体のデザインのまとまり感を崩してしまうこともあれば、デザインをグッと良くすることもあります。いろいろなアレンジを試して、デザインの引き出しを増やしてください。