シルバー人材センターのホームページは、シニア世代の働き方をサポートする重要なツールです。シニア世代は、一般的に視力や体力低下などの特性が見られます。そういった特性を踏まえて、シニア世代が使いやすいホームページを作成することが重要です。

文字の大きさや色を、シニアでも読みやすく、見やすいものにする

シニア向けのサイトでは、文字の大きさは16px以上を目安にと一般的に言われています。しかし、実際に16pxでは少し見にくいという声をいただいたので、弊社ではシニア向けWEBサイトの基本文字サイズを17pxに設定しています。また、文字の色は白地に黒など、背景色とのコントラストがはっきりしたものを選ぶと読みやすくなります。

ボタンやリンクは操作しやすいデザインにする

ボタンやリンクなどユーザーの操作が必要な要素は、目立つ位置に配置し、操作しやすい大きさ・形状のものにしましょう。また、ボタンやリンクの文字は、短く簡潔なものにするとよいでしょう。その際、スマホから見た場合のボタンのサイズ・形状も必ず確認しましょう。

シンプルでわかりやすいデザインにする

シニアの認知機能は、加齢とともに、記憶力や注意力、判断力、理解力などの働きが衰えていきます。そのため、ホームページのデザインは、シンプルでわかりやすいものにしましょう。また、色やレイアウトを統一することで、視線の流れがスムーズになり、情報の理解がしやすくなります。

画像やイラストは、視覚的に情報を理解しやすいため、適度に使用すると効果的です。ただし、画像やイラストが大きすぎたり、情報が多すぎると、かえってわかりにくくなるため注意が必要です。

わかりやすい表現を心がける

シニアは、インターネットの利用に慣れていない人も少なくありません。そのため、ホームページの各ページでは「専門用語や難しい表現を避ける」「簡潔でわかりやすい文章にする」「具体的な例を挙げる」などを心がけてみましょう。

また、ボタンやリンクの役割をわかりやすく説明しましょう。例えば、作品展のギャラリーへのリンクボタンの文言は「ギャラリー」ではなく、「みんなの作品を見る」にすると、よりわかりやすいですね。「ギャラリー」という文言だけでは、何のギャラリーなのかがわかりません。しかし「みんなの作品を見る」とすると、作品展のギャラリーであることがわかりやすくなります。

これはボタン?何のギャラリー?

文言➕文字サイズ➕アイコンでわかりやすく

トリガー

ぜひこれらのポイントを参考に、シニアにやさしいホームページ作りに取り組んでみてはいかがでしょうか。